1. 週5出社が「キツい」のは感情論じゃない、データが証明している話
まず、大事なのは、「週5出社がつらい」というのは、個人の能力や適性の問題ではなく、統計的な事実だということだ。
📊 共働き世帯の家事・育児時間(複数調査の傾向)
複数の公的統計・民間調査を総合すると、共働き世帯における家事・育児の時間配分には大きな男女差があると報告されています。母親側に時間負担が集中しやすく、特に週5出社のワーママは「実質的な自由時間」が一日のうち極めて短くなる傾向が指摘されています。
- 母親が抱える家事・育児・通勤の時間は、父親に比べて2〜3倍になるケースが多い(複数調査の傾向)
- 週5出社の母親は、自由時間が1時間未満になることが少なくない(個別観察を含む)
- テレワーク日数が増えるほど、自由時間と睡眠時間が改善されやすい(パーソル総合研究所「第9回テレワーク調査」など)
※ 個別の数値は調査によって幅があります。詳細は本文末尾の「出典・参考データ」をご確認ください。
この数字を見ると、「週5出社のワーママが大変」というのは、感情的な訴えではなく、構造的な問題であることがわかる。
🎤 採用担当 みぃの本音(人事3年・週5 vs テレワーク併用の体感差)
採用担当として面談・退職面談に関わる中で、週5出社のワーママと、週2日以上テレワークがあるワーママとでは、「疲弊感」「燃え尽き感」を訴える割合が体感として大きく違うと感じています。
具体的な数字は省きますが、現場感覚としては「働き方の柔軟性」がメンタルに直結することを何度も実感してきました(あくまで個人の観察に基づく印象です)。だからこそ、転職を検討するワーママには「テレワーク日数」を絶対条件の一つに置いてほしいんです。
つまり、「週5出社がつらい」というのは、個人の心の持ち様の問題ではなく、働き方の構造的な問題でもあると考えています。それを理解しているのと、理解していないのでは、自分自身に対する評価や、将来の選択肢の検討が大きく変わるはずです。
2. みぃが育休に入って初めて「週5出社の自分がいかに無理していたか」に気づいた話
育休に入ってから、3ヶ月が経った。
その3ヶ月で、私が気づいたこと。それは「復帰前の自分が、どれだけ無理をしていたか」ってこと。
育休前:朝5:30起床、6:30に出社準備、7:30に家を出る、19:30帰宅。帰宅後は入浴準備、夜食、21:00までに寝かしつけ。その後、翌日の準備(弁当作り、服の用意など)で22:30就寝。睡眠時間は、5時間半。
育休中:朝6:30起床(双子の起床時間次第)、昼寝時間を活用して家事や自分の時間、夜は21:00就寝で、睡眠時間は8時間弱。
その2週間の睡眠時間の差は、35時間。つまり、1泊以上、違う睡眠をしている。そして、その睡眠の質と量の違いが、自分の心身に与える影響の大きさに、私は驚いた。
育休前の自分は、「この状態が当たり前」と思い込んでいた。でも、育休に入ると、その「当たり前」が、実は「異常な状態」だったことがわかった。
睡眠不足だけではない。通勤時間の無駄。帰宅後、疲弊した状態で子供に接する心理状態。週末の「回復に充てられる時間」が、実際には「家事で消える」ことの虚しさ。すべてが、「復帰後は、このような状態に戻るのか」という恐怖に変わった。
「 3. 限界」を感じる瞬間リスト
採用面接で聞いた、ワーママたちの「限界の瞬間」と、育休中の私が「これは限界になるな」と予測する瞬間。それらを、リストアップしてみた。
1. 子供の発熱連絡(保育園から)
限界を感じる理由:
- 子供を迎えに行くか、顧客面談をするか、どちらも「絶対に優先すべき」
- 夫に連絡しても「今日は無理」と返ってくる可能性
- 顧客に「急用ができました」と連絡するが、相手の心象が悪くなる可能性
- 帰宅後、疲れた子供の面倒を見ながら、メールや報告書の対応をしなければならない状態
- その一連の対応で、心身が疲弊し、翌日以降、仕事のパフォーマンスが落ちる悪循環
2. 保育園の行事
限界を感じる理由:
- 保育園行事に参加したい気持ちと、仕事を優先すべき気持ちの板挟み
- 「別の日への変更」を打診しても、保育園側も難しい返答
- 結局、「仕事を優先させた親」として、子供に後ろめたさを感じる
- 行事に参加しなかった親として、他の親からの視線を感じる(実際にはそんなことないはずだが、心理的に感じてしまう)
3. 通勤時間を含めた「拘束時間の長さ」
限界を感じる理由:
- 1日のうち、子供たちと過ごす時間が、実質2時間未満
- 帰宅後は、子供たちも自分も疲れているため、「質の高い親子の時間」ではない
- 週末は「平日の疲労回復」に充てられるため、家族活動の時間が制限される
- 子供たちの「今」を見逃す恐怖(「あの時、何をしていたんだろう」という後悔)
- 子供たちの中で「お母さんはいつもいない人」というイメージが形成される可能性
4. 残業と「やることリスト」の無限増殖
限界を感じる理由:
- 「仕事も育児も家事も、すべて完璧にこなす」という状態は、物理的に不可能
- 必然的に「何かを切り捨てる」判断を迫られる
- その「切り捨て」が、常に「子供とのコミュニケーション」や「自分の時間」に落ちる
- 心身のリカバリーができないまま、翌日を迎える悪循環
- 「自分は、このままずっと続くのか」という絶望感
5. 週末の「やること」に充てられる時間
限界を感じる理由:
- 週末が「やることをこなす時間」になってしまい、休息の時間がない
- 子供たちも「親が常に何かしている状態」を見ているため、「一緒に遊ぶ」という概念が薄れる
- 親自身も、疲弊しているため、子供たちとの遊びに心が向かない
6. 夕食準備の時間帯(最も限界を感じる瞬間)
限界を感じる理由:
- 仕事から帰ってきた親は、心身ともに疲弊している
- その疲弊した状態で、「理想的な親」を演じるのは、不可能
- 子供たちの要求に応えられない親自身の心理的負担
- 「この状態が、毎日、毎日、続くのか」という絶望感
- 育休中の「余裕を持って、子供と向き合える親」との自分の差を感じる時間帯
「 4. 出社しなければいけない雰囲気」の職場文化の問題
ここで大切なのは「週5出社が、本来、問題ではない」ということなんだ。問題は「週5出社の中で、社員が子育てと両立できる働き方をサポートしているか」という、企業側の姿勢にある。
採用側にいた時代、私の職場にも「テレワーク制度」は存在した。だが、実際には「テレワークを使う人は、キャリアに意欲がない」という雰囲気が職場に蔓延していた。
その結果、表面的には「制度がある」が、実質的には「利用しづらい環境」という、最も厄介な状態が生まれていたのだ。
採用担当として複数の企業の運用を見てきた肌感覚として、「テレワーク制度はあるけれど、実際には使いづらい雰囲気がある」という声を耳にすることは少なくありません。特に「子育て中」を理由にテレワークを申請するときに「後ろめたさ」を口にする方は実際に多いです(あくまで個人の観察ベースで、定量データではありません)。
つまり、企業側が制度を作っても、その運用の中で「子育てと仕事の両立」を本当にサポートしているか、という姿勢が問われると感じています。
5. テレワーク可の職場に転職した場合の生活変化(時間の使い方が変わる)
採用面接で、テレワーク可の企業に転職したワーママたちの話を聞いた時、彼女たちの話に共通していたポイント:
- 通勤時間がなくなる:往復2時間の時間が、朝と夜に配分され、余裕が生まれる
- 子供の急病時の対応が容易:在宅であれば、仕事をしながら、子供の様子を見守れる
- 帰宅後の心理的余裕:通勤の疲弊がないため、帰宅後、子供と向き合う心の余裕がある
- 昼休みの有効活用:自宅での昼休みは、子供と食事をしたり、保育園の連絡を確認したり、心理的な「距離感」を保つことができる
- 残業時間の短縮:子供の様子が見えるため、心理的に「早く帰らなきゃ」という気持ちになり、実際の残業時間が減る傾向
つまり、テレワークが可能な環境に変わるだけで、「週5出社の中での限界」のほぼすべてが、改善される可能性があるというわけだ。
6. みぃが「転職するとしたら絶対に譲れない条件」の話
採用側時代、何十人のワーママと面接をしても「譲れない条件」を明確に持っていた人は少なかった。多くの人は「何でもいいです、働けるなら」という曖昧な返答をしていた。
でも、実際に自分が双子を育ながら、育休明けの復帰を考える立場になると、「これだけは譲れない」という条件が、はっきりと見える。
📊 みぃの転職における「絶対に譲れない条件」6項目
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| 条件 | 理由 |
|---|---|
| テレワーク週3日以上 | 通勤時間を削減し、子供との時間を確保 |
| フレックスタイム導入 | 子供の朝の準備時間のズレに対応できる柔軟性 |
| 子の急病で休むのが当たり前という職場文化 | 制度ではなく、雰囲気が決定的 |
| 育児と仕事を両立する女性社員の実績 | 採用担当として「これは可能か」を確認できる |
| 給与は変わらないか微増 | キャリアアップより生活の質的改善を優先 |
| 通勤時間が往復1時間以内 | これ以上の時間削減は物理的に不可能 |
※ これは「贅沢な要求」ではなく、双子ワーママの「生存条件」だと認識しています。
🎤 育休中の双子ママ・みぃ本音(自己分析と譲れない条件)
「自己分析って大事、こんなにも自分と向き合う時間ってそうないと思う」
採用側にいた時代、私は「こんな条件を持つワーママ」に対して、おそらく「条件が多い」「要求が多い」と感じていたはず。今、立場が変わると、その「条件」は「生存条件」に見えるんです。
双子ということもあって両立できるかほんと心配だからこそ、譲れない条件を文字に起こして、面接で具体的に伝えられる準備をしておく。これが育休中の自己分析時間の使い道だと思っています。
この条件は、決して、贅沢な要求ではないと思う。むしろ、「子育てと仕事の両立のために、最小限必要な条件」だ。
採用側にいた時代、私は「こんな条件を持つワーママ」に対して、どのような感覚を持っていたのか、思い出そうとしてもできない。でも、おそらく「条件が多い」「要求が多い」という印象を持っていたのかもしれない。
今、立場が変わると、その「条件」は「生存条件」に見える。
7. 最後に
週5出社のワーママが「これは限界」と感じるのは、甘えではなく、構造的な無理がある状態だ。
その「限界」を感じたら、それは「親として、仕事人として、人間として、今の状況を変える時だ」というサインなのかもしれない。
子供たちとの「今この瞬間」は、二度と戻らない。仕事は、後からでも続けられる。でも、子供の成長は、親が側にいなければ、親の記憶には残らない。
育休中の今、子供たちの毎日の成長を見守りながら、私は強く思う。「絶対に、この時間を失いたくない」と。
🎯 「週5出社の限界」を解消できるエージェント3社
テレワーク日数・フレックスタイム・突発休への寛容性——この観点で求人を絞ってくれる3社です。
- 🥇 リアルミーキャリア:時短・在宅OK求人特化。週3〜週5テレワークの企業を最初から提案してくれる。
- 🥈 リクルートエージェント:求人最多級・全国対応で「網羅性」を担保。担当者の伴走が手厚く初めての転職にも安心。
- 🥉 リモフル(Remoful):完全在宅・フルリモート求人特化。通勤動線が崩れがちなワーママの選択肢として有力。
🎤 週5出社×双子は構造的に成立しない
復職後の週5出社シミュレーション=双子の両立は綱渡り。1人風邪→もう1人にうつる→月何度も休むサイクルは構造の問題で「メンタルが弱いせい」じゃない。採用担当として見ると「週5出社マスト」の会社は双子ママの定着率が体感で半分以下。テレワーク併用の柔軟運用が、双子家庭の継続就業の前提条件です。
