1. 法律上は絶対に取得できる
まず、法律の話から。育児・介護休業法っていう法律があるんですけど、これによると、試用期間中であろうが、派遣社員であろうが、産休・育休は取得できるんです。「試用期間だから育休はなし」みたいなのは違法。完全に違法んです。
だから、もし「試用期間中は育休は取れません」なんて言われたら、それは会社がルール無視してるってことです。法律で守られてるので、そこは安心して大丈夫。産前6週間、産後8週間は必ず取れます。
ただーし。ここからが大事なんですが。
2. 育休給付金は条件がある
法律上は取得できるんですけど、育休給付金(育休開始から180日目までは賃金日額の67%、それ以降は50%をもらえるあのお金ですね)には別の条件があるんです。
正確な要件は、雇用保険法施行規則上「育児休業を開始した日前2年間に、賃金支払基礎日数が11日以上ある月(または賃金支払の基礎となった時間数が80時間以上ある月)が通算12か月以上あること」。前職の雇用保険加入期間も、離職後1年以内に再就職した場合などは合算できる場合があるので、試用期間中でも前職分を含めれば要件を満たすケースが多いです。
あ、ちなみに産休(産前産後休暇)はお給料が出るわけじゃなくて、会社の義務だからお給料を継続するかしないかは会社次第(健康保険から出産手当金が支給されるパターンが一般的)。でも育休給付金は雇用保険から出てくるものなので、上記の通算要件を満たさないともらえないんですね。
だからもし「入社3ヶ月で妊娠がわかった」って場合は、育休は絶対に取得できるけど、育休給付金がもらえるかどうかは前職分も含めた通算加入期間を必ず確認する必要があるんです。最悪の場合、無給で育休を取ることになる可能性もあるので、ハローワークまたは現職の人事に正確な状況を確認してください。
3. 採用担当として見てきた本音
で、法律や給付金の話じゃなくて、採用担当として、人事側がどう見てるかっていう話も大事なんです。正直に言うと。
もし面接中に「実は婚約してて、今年中に妊娠の予定があります」とか「現在妊娠中です」っていう話が出たら、採用側は「あ、なるほど」って思うんです。それはきちんと情報をくれてるわけじゃないですか。それに対して「そっか、では試用期間の扱いについてはこう対応しましょう」って説明できるんです。
でも、もし試用期間3ヶ月とか4ヶ月の間に「実は妊娠してました」って突然言われたら、採用側としては、ぶっちゃけ「え?」ってなるんですよ(笑)。面接では全く言ってなかったわけだし、試用期間は「本当にこの人が会社に合うか、期待通りに働けるか」を見てる期間だから。
ただ、法律違反することはできないので、対応はします。でも心情的には「なんで言ってくれなかったのかな」って思っちゃうんです。採用側も「この人との信頼関係大丈夫だろうか」って不安になります。
👤 採用担当3年の本音:「妊娠を理由とした不利益取扱いは違法」です(男女雇用機会均等法・育児介護休業法)。私たち採用側もそれは絶対に守る。だから、産休・育休の対応は必ずします。ただし、信頼関係は別の話。「面接時点で確定していた妊娠」を隠していたなら信頼関係に傷がつくし、「入社後に予期せず発覚」なら自然なこととして対応できる。線引きは『面接時点で確定していたか』です。
— みぃ(採用担当として「試用期間中の妊娠発覚」を何度か見てきた立場から)
📊 試用期間中の産休・育休 法律と給付金マトリクス
← 横にスライドできます →
| 項目 | 試用期間中 | 根拠・補足 |
|---|---|---|
| 産前6週・産後8週の取得 | ◎ 取得可能(法律上の権利) | 労働基準法65条/全労働者対象 |
| 育児休業(原則1歳まで)の取得 | ◎ 取得可能(法律上の権利) | 育児介護休業法/試用期間も含む |
| 妊娠を理由とした不利益取扱い | × 違法 | 男女雇用機会均等法9条/育児介護休業法10条 |
| 出産手当金(健康保険) | ○ 加入していれば支給 | 健康保険法102条/会社の健保に加入していること |
| 育児休業給付金(雇用保険) | △ 通算要件次第 | 育休開始前2年間に賃金支払基礎日数11日以上の月が通算12ヶ月以上必要/前職分も合算可(離職後1年以内に再就職等の条件あり) |
| 試用期間後の本採用拒否 | × 妊娠を理由は違法 | 客観的・合理的理由があるかで判断/妊娠を実質的理由とした拒否はNG |
📌 ポイントは「取得できるか」と「給付金がもらえるか」は別問題。給付金の通算要件は前職分も合算できる場合があるので、ハローワーク(または現職の人事)に必ず確認を。
4. 転職直後の妊娠発覚、どうしたらいい?
現実的な話をすると、転職直後に妊娠が発覚した場合、いくつかのシナリオが考えられます。
まず1つ目は「入社前から妊娠の可能性を知ってた場合」。この場合は、入社時か入社直後に、人事に相談することをお勧めします。「実は妊娠してるかもしれません」「予定があります」って。採用担当としては、それなら「では給付金の条件クリアのために契約形態を変えましょう」とか、色々対応できるんです。例えば試用期間を短くするとか、最初の契約期間を調整するとか。
2つ目は「入社後に予期せず妊娠がわかった場合」。これはもう速やかに人事に報告するしかないですね。その時に「実は試用期間中に妊娠がわかったんですが、育休は取得できるんでしょうか」って聞くんです。採用側は対応しますから。法律違反はできないので。
ただ、正直に言うと、どちらのパターンでも、会社側は「あ、なるほど、では対応します」という感じで、その後のキャリアに影響する可能性があります。それは避けられない現実です。試用期間は「本当に合うか見てる期間」ですから、そこで妊娠がわかるってのは、採用側の期待と現実のズレが生じるわけです。
2人目以降の転職タイミング
私、今双子育ててるんですけど、2人目以降の転職を考えてる方もいますよね。その場合、ほんと悩ましいと思うんです。
「今転職したら、試用期間中に妊娠がわかったらどうしよう」って。その気持ちすごくわかります。私も同じこと考えてました。
採用側からすると、実は「2人目を考えてます」って言ってくれる人の方が、対応しやすいんです。なぜなら、対策を打つことができるから。育休給付金の条件クリアのために時期を調整するとか、試用期間の設定を工夫するとか。
でも多くの人は「言ったら採られない」って心配しますよね。その心配も、採用側として見てきた現実から言うと、100%ないわけではないんです。ぶっちゃけます。試用期間中の妊娠発覚は、採用側としても想定外になることがあるので、その後の扱いが微妙になる可能性はゼロじゃありません(ただし、妊娠を理由とした不利益取扱いそのものは違法です)。
だからこそね、もし転職するなら、2人目の計画が立ってる場合は、採用企業と「正直に」話し合うことをお勧めします。採用側も、お互い信頼できる関係を作りたいんです。突然のサプライズより、最初から「こういう状況です」って言ってくれた方が、対応しやすいんです。
💡 みぃの本音:2026年は売り手市場(マイナビ転職動向調査2026年版で転職率7.6%・調査開始以降最高水準)で、ワーママ求人も2025年4月の育介法改正で拡大中。「育休取得実績が豊富な企業」を最初から狙う方が、試用期間中の妊娠リスクで悩むより建設的です。エージェント面談で「育休復帰率」「2人目妊娠時の対応実績」を聞き出してから応募すれば、ストレスなく転職できます。「転職活動 ≠ 転職」で、まず情報収集から始めるのが現実的。
— みぃ(育休中・現役人事)
5. 試用期間中の妊娠発覚:失敗パターン vs 成功パターン
採用担当として見てきた「試用期間中に妊娠発覚した人」のうち、その後のキャリアがスムーズに進んだ人と、そうでない人の違いを分析してみます。
失敗パターン:隠したまま入社した場合
「入社前から妊娠がわかってたのに、採用面接では伝えず、入社1〜2ヶ月後に『実は妊娠してました』と告白するケース」。採用側から見ると、これは正直に言って「不信感が生まれる」シナリオです。なぜか。理由は3つあります。
第一に、採用担当は「採用判断に必要な情報を隠された」と感じます。面接で「今後のキャリア計画」を聞いて「このチームで成長したい」と答えておきながら、実は「数ヶ月後に育休に入る予定」だった場合、採用側は「判断を誤った」と思うんです。
第二に、試用期間の意味が損なわれます。試用期間は「本当にこの人が職場に合うか、期待通りに働けるか」を評価する期間。その中で妊娠が判明すると、采用側は「では、これまでの評価は無効か」と混乱します。試用期間後に「妊娠理由での雇用打ち切り」を企てる悪質な企業もありますが、それを避けるためにも、最初からの透明性が重要です。
第三に、職場の他の社員との関係構築が難しくなります。「新しく入った人だと思ったら、3ヶ月で育休」という状況は、チーム内で「計画的じゃない」という印象を与えてしまい、復帰後のポジションが微妙になりやすいんです。
成功パターン:入社時に正直に伝えた場合
一方、「入社時面接で『今年中に妊娠予定があります』と事前に伝え、それに合わせて採用企業が対応したケース」では、その後のキャリアが安定する傾向があります。
採用側は「予めわかってた情報に基づいて採用判断した」という納得感を持つため、試用期間中の妊娠発覚も「想定内」として処理できるんです。さらに、企業側が「給付金の条件クリアのために試用期間を短くする」「最初の配置を育児と両立しやすい部門にする」といった対応をしていれば、ワーママ側も「企業が配慮してくれた」という感謝の気持ちで出発できます。
具体例として、以前採用した女性で「面接時に『実は来春に第2子出産予定で、育休から復帰する予定です』と告白した人」がいます。その時点で採用企業側は「では、給付金の条件を整えるため、この人の前職の加入期間を確認しましょう」と対応し、結果として「育休給付金の条件をクリアするために、最初の3ヶ月は契約社員として雇用し、その後正社員転換」という調整をしたんです。本人は「企業が親身に対応してくれた」と感謝し、育休から復帰後も、長く活躍しています。
転職時期の選び方:統計から見える現実
採用側の実感として、試用期間中に「妊娠発覚リスク」が生じるのは、実は入社3〜6ヶ月時点が最も多いんです。なぜなら、その時期は「医学的に妊娠の確定診断が出ると同時に、企業側の期待値が明確化する時期」だから。もし妊娠予定がある場合は、以下を参考にしてください。
- 第1子:妊娠がわかった時点で速やかに伝える。遅くても「つわりが目立つようになる時期」(妊娠2〜3ヶ月)までに
- 第2子以降:転職を検討する際に、医学的な計画をもとに「転職時期」を逆算する。妊娠予定日が決まっている場合は、転職から妊娠までの期間を「最低6ヶ月」確保する工夫が重要
- 育休明け復帰者:採用面接時に「今月から育休復帰です」と明言する。企業側も「育児と両立できる部門配置」を最初から用意しやすくなる
6. あとがき
試用期間中の育休、これほんと難しい問題です。法律と現実のズレがあるし、採用側の気持ちと労働者の権利のズレもある。
私も採用側で「試用期間中に妊娠がわかった人」と「入社前から妊娠の可能性を知ってた人」の両パターン見てきたんですけど、やっぱり前もって言ってくれた方が、その後の関係がスムーズんです。採用側も「対応します」って言えるし、労働者側も「会社が対応してくれた」って感謝できるし。
だからもし「転職を考えてるけど、妊娠の可能性がある」って場合は、採用企業と相談することを強くお勧めします。言いづらい気持ちもわかりますが、後から発覚するより、最初から「こういう状況です」って言った方が、双方にとって良いと思うんです。ほんとに。
👶 育休中の双子ママとして:双子妊娠が分かったときは「えっ、2人?!」って驚いたんですけど、勤務先の人事制度がしっかりしていたから安心して産休・育休に入れた。「育休復帰率」「2人目妊娠時の対応実績」が公開されている企業って、実は転職前から確認できるんです。OpenWorkや転職エージェントの内部情報を活用すれば、安心して働ける企業を絞り込める。1人で抱え込まず、エージェントに相談することを強くお勧めします。
— みぃ(育休中・双子ママ)
🌸 育休取得実績が豊富な企業に強いワーママ専門エージェント3社
- 🥇 リアルミーキャリア:時短勤務OK求人に特化・育休復帰前後ワーママ専門。「育休復帰率」「2人目妊娠時の対応」など実績データを企業ごとに共有してくれる。
📌 リクルートエージェント(流入確保)+ワーママ専門1〜2社の併用がベスト。📖 ワーママ向けエージェントランキングTOP5を見る →
