転職エージェントに登録したら、実際のところ何が起こるのか。初回面談で何を聞かれるのか。初めて使う人にとっては「何か怖い」と感じる場面ですよね。
採用担当として何百人ものエージェント経由候補者を見てきた経験+自分も実際に登録して面談を受けた経験から、実際の流れ・聞かれること・育休中ならではの答え方を全部公開します。読み終わる頃には「これなら登録できそう」と思えるはずです。
登録から初回面談までの3ステップ
ステップ1:サイト登録(5〜10分)
公式サイトの登録フォームに基本情報・職歴・希望条件・退職理由を入力します。担当者が事前にこれを読んで面談に臨むので、適当に書かず正直に・丁寧に。矛盾があると信頼度がぐっと下がります。
ステップ2:電話連絡(早ければ当日)
登録すると、早ければその日のうちに「初回面談のご予定をお伺いしたいんですが」と電話が来ます。最近は人手不足の影響もあって対応が早く、夕方登録→翌日午前面談、というスピード感も普通です。
ステップ3:初回面談(45〜60分)
オンラインまたは対面でキャリア面談。リクルートエージェントは30〜45分とやや短め、dodaは1時間以上かかることもあり、その分丁寧。両方受けてみた感想は後ほど詳しく書きます。
初回面談で聞かれる4つの質問とOK回答
実際にリクルート・dodaの両方で受けた面談から、共通して聞かれた4つのポイントを採用担当目線でまとめます。
質問1:転職理由・なぜ転職を考えているのか
採用担当時代、エージェント経由で来た候補者の紹介資料には必ず「転職理由」が書いてあって、その内容で本気度が一発で見えました。「給与が低い」「残業が多い」だけで止まる人と、その先まで言語化できている人。後者の方が印象が圧倒的に良いです。
ワーママの場合は「子育ての時間を大事にしたい」「今の会社は時短に理解がない」のような具体的な背景があるはず。それを正直に伝えるのが正解。
⚠️ 注意:前職の悪口はNG。エージェントの担当者はその話をそのまま採用企業に伝えるので、印象がかなり下がります。「前の会社では学べることも多かったが、今後はこういう環境で働きたい」という前向き表現に置き換えるだけで、印象がぐっと変わります。
質問2:今後のキャリアで何を実現したいか
「3年後、5年後どうなっていたいですか?」と聞かれます。ワーママは難しい質問。「育児と両立させたいのでキャリアアップより生活重視」と正直に言うと、採用側が「成長意欲がないのか」と受け取る可能性があるからです。
私が面談で使ったのはこの言い方:
今は育児が最優先ですが、その中で自分のスキルをちゃんと磨きたい。テレワークで集中できる環境があれば、限られた時間の中でも成果を出せると思っています。
「キャリアをあきらめるのではなく、両立できる形で進めたい」というニュアンス。採用側としても「現実的に考えている人」と感じて安心します。
質問3:具体的な希望条件
給与・勤務地・勤務形態・職種を詳しく聞かれます。育休中なら「復帰時期は決まっていますか?」「時短で働きたいですか?」も必ず聞かれます。育休給付金との兼ね合いもあるので、ここは正直が一番。
私の答え方の例:
預ける保育園が決まったら復帰予定で、その時期は〇月くらいを想定しています。ただし、確実な日程は企業と相談して決めたいです。双子育児中なので時短も視野に入れています。
これに対して担当者は「では、〇月以降・時短OKの求人を中心にご紹介します」と動いてくれました。
質問4:現在のスキルと実績
「これまで何をしてきたか、どういう成果を出したか」。エージェント経由で採用企業に情報が渡るので、数字で示せることは数字で伝えるのが鉄則です。
- 「採用プロセスの改善で採用成功率を30%上げた」
- 「社員200人の組織で年間50人以上の採用に携わった」
- 「中途・新卒・パートを含む全採用領域を担当」
ワーママの場合、育休に入る前の実績を整理しておくのが大事。「育休中だから実績がない」のではなく、「これまでこれだけのことをやってきた」を採用企業が判断できる形で渡すこと。詳しくは自己PRの組み立て方もご参考に。
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「転職可能時期」は育休中の場合どう答える?
初回面談で一番突っ込まれるポイントが「いつから働けるのか」。採用企業としても入社時期は重要事項なので、ここは詳しく聞かれます。
育休中の私が実際に伝えたのはこの言い方:
保育園が決まったら復帰予定で、可能時期は5月中旬から6月初旬を想定しています。保育園は複数申し込んでいるので5月中には確定見込み。万一問題が生じた場合は、すぐにご報告します。
ポイントは「完全に確定する時期+リスクの透明化」。採用企業は「では5月末に入社のお話を」と日程を組むので、確実な日程を伝えるほど話が前に進みます。育休中転職にはどうしてもリスクがあるので、隠さず透明性を持って伝えるのが、あとあとのトラブル予防になります。
担当者との付き合い方の3つのコツ
初回面談が終わると、その担当者とずっと付き合うことになります。採用担当時代、エージェント経由候補者の情報は担当者から聞く話がすべて。担当者の伝え方一つで、候補者の印象が大きく変わります。
コツ1:「言いにくいこと」こそ最初に言う
たとえば「時短希望、保育園のお迎え関係で早退の可能性あり」のような事情。採用側に「育児優先なんだ」と思われるかも、と隠したくなる気持ちはわかります。でも逆効果。
採用企業は「ワーママを採用する」決断をしているので、最初から事情込みで考えています。隠して入社後に「実は毎日早退します」だと「求人票と違う」とトラブル化する。最初に言ってくれた方が、企業側も柔軟に動けます。
採用担当時代に「いい担当者だな」と感じたエージェントは、こういう背景情報を「だからこそ理解いただきたい」と前向きに翻訳してくれていました。
コツ2:報告・連絡・相談を欠かさない
面談後の流れで担当者の信頼を積むコツは、小さな連絡を切らさないこと。
- 応募企業が決まったら「〇月×日に面接予定です」と報告
- 面接後に「どんな雰囲気でしたか?」と相談
- 選考通らなかったら「ご連絡ありがとうございます」と返信
こういう積み重ねが「この人は信頼できる」という担当者の感覚を作り、企業への推薦力にもつながります。
コツ3:合わない担当者は遠慮なく変える
担当者ガチャは正直あります。「育休中なので難しいですね」と最初から消極的だったり、希望と違う求人ばかり送ってきたり。合わなかったら遠慮なく担当変更を依頼しましょう。サポート部門の連絡先がエージェントサイトに用意されています。担当者の見極め方も別記事で詳しく解説しています。
登録から内定までの8ステップ全体像
登録〜入社までの全体の流れをまとめます。
📊 登録〜入社まで8ステップ早見表(採用担当目線)
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| ステップ | 期間目安 | 内容 |
|---|---|---|
| ①登録 | 1日目 | サイトで基本情報を登録、当日中に電話連絡 |
| ②初回面談 | 1週間以内 | オンライン or 対面でキャリア面談(45〜60分) |
| ③求人紹介 | 面談後数日以内 | 希望条件に合う求人がメールで届く |
| ④応募 | 任意 | 希望企業をエージェント経由で応募 |
| ⑤書類選考 | 約1週間 | 企業が書類審査、合否がエージェント経由で連絡 |
| ⑥面接 | 書類通過後 | 1〜3次面接、日程調整はエージェントが担当 |
| ⑦内定 | 最終面接後 | 条件交渉もエージェント経由で実施 |
| ⑧入社 | 内定後1〜2ヶ月 | 入社日を決定、最終調整 |
📌 リクナビNEXTの調査では、転職活動者の73.4%が2社以上のエージェントを併用。1社で進めるより、2社並行が現実的です。
リクルートとdodaの面談スタイルの違い
両方受けてみて感じた違いをまとめます。同じ「初回面談」でも企業体質が出てます(詳細は06: リクルートエージェントとdoda、どっちがいい?もご参考に)。
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| 項目 | リクルートエージェント | doda |
|---|---|---|
| 面談時間 | 30〜45分(短め) | 60〜90分(長め) |
| 面談スタイル | 事務的・テンポ重視 | じっくり聞いてくれる |
| 求人紹介の量 | じゃんじゃん来る(1日10件以上の日も) | 担当者が絞って紹介 |
| マッチ度 | 数で押す(自分で選ぶ前提) | マッチ度高め(少数精鋭) |
個人的にはdodaの方が話しやすく感じましたが、リクルートの求人量も大きな武器。両方登録して使い分けるのが正解というのが、両方使ってみた採用担当の結論です。
面談前にやっておく3つの準備
準備1:職歴を書き出す
何年から何年まで何の仕事をして、どういう成果を出したのか。ざっくりでいいので文字で整理しておくと、面談で言葉が出やすくなります。私はマインドマップ風に職歴の横に実績を並べて見える化していました。
準備2:希望条件を具体化する
抽象表現を具体表現に置き換えるだけで、担当者も企業も動きやすくなります。
- ×「テレワーク希望」→ ◎「週3日テレワーク」
- ×「時短勤務希望」→ ◎「9〜17時で勤務」
- ×「育児に理解ある会社」→ ◎「子の看護休暇あり・在宅併用OK」
準備3:自己紹介の語りを用意する
面談で何度も話すことになるので、最初から「語り」として準備しておくとブレずに伝えられます。私の場合はブランクを含めてこんな組み立て:
採用担当として組織開発に携わってきましたが、出産を機にワーママの視点から改めて働き方を考え直す機会を得ました。その経験を活かして、次のステップでは育児と仕事の両立ができる環境で自分のスキルを発揮したいと考えています。
💡 みぃの本音:初回面談を受けるだけでも価値があります。市場でいくらの年収レンジか、どんなスキルがどこで需要があるか、客観的に分かる。「転職活動 ≠ 転職」で、面談だけ受けて辞退してもOK。今は売り手市場(マイナビ転職動向調査2026年版で転職率7.6%・調査開始以降最高水準)で、ワーママ向け求人も2025年4月の育介法改正で拡大中。エージェント面談は自分の市場価値を知る活動でもあるんです。
— みぃ(採用担当3年・育休中の双子ママ)
🌸 ワーママ転職に強い専門エージェント3社(初回面談で本気度が伝わる)
- 🥇 リアルミーキャリア:時短勤務OK求人に特化・育休復帰前後ワーママ専門。初回面談で「育児事情込みで何ができるか」を企業ごとに具体マッチングしてくれるのが強み。
- 🥈 リクルートエージェント:求人最多級・全国対応で「網羅性」を主軸に。担当者の伴走が手厚く初めての転職にも安心。
- 🥉 リモフル(Remoful):完全在宅・フルリモート求人特化。通勤動線が崩れがちなワーママの選択肢として有力。
📌 リクルートエージェント(流入確保)+ワーママ専門1〜2社の併用がベスト。📖 ワーママ向けエージェントランキングTOP5を見る →
✅ まとめ:登録後3ステップ+面談4質問の準備でOK
採用担当として何百人もの候補者を見てきた立場から言うと、初回面談は「正直さ」と「具体性」さえあれば怖くありません。担当者は毎日いろんな人と面談してるプロ。むしろあなたの味方になってくれる存在です。
- 登録〜初回面談までは3ステップ・最短1週間で進む
- 初回面談で聞かれる4つの質問=転職理由/キャリア/希望条件/実績
- 育休中の転職可能時期は「確定時期+リスクの透明化」で伝える
- 担当者には「言いにくいこと」こそ最初に伝える
- 面談前は職歴・希望条件・自己紹介の3点セットを準備
- 2026年は売り手市場(転職率7.6%・過去最高)+ワーママ向け求人拡大中(2025年4月育介法改正)
- 転職活動 ≠ 転職。面談だけ受けて辞退してもOK・市場価値を知る活動として有効
ワーママの転職には、保育園や時短など複雑さがある。だからこそ。📖 ワーママ向けエージェントランキングTOP5を見る →
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❓ よくある質問
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https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260323_108572/ - リクナビNEXT「転職エージェント併用に関する実態調査」(転職活動者の73.4%が2社以上併用)
https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/ - 厚生労働省「育児・介護休業法 令和7年(2025年)改正のポイント」(3歳以上〜小学校就学前の柔軟措置義務化)
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最終更新日: 2026年5月6日
