保活というと「4月入園に向けて秋に申し込む」イメージが強いと思います。でも私は、4月入園を見送りました。そして、自治体が毎月公開する「空き状況」を眺めながら、申し込みを毎月先延ばしにして——最終的に6月末に申し込み、8月入園が決まりました。
この記事は、その「毎月の空き公開を使った保活」の実録です。双子・育休中・生後半年ごろの話。仕組みは自治体によって大きく違うので、あくまで一つの実例として読んでください。
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4月入園を見送った理由:申し込みが「出産前」だった
4月入園は空きが多くて入りやすい、とよく聞きます。私も「みんな4月に預けるなら、うちもそうしたい」という気持ちはありました。
でも、うちの自治体の4月入園の申し込みは、早いと前年の11月、遅くても2月ごろまで。つまり私の場合、出産前に園を決めて申し込む必要がありました。双子を妊娠して、管理入院の話も出ていて、生まれたあとの生活がまるで想像できない時期です。右も左も分からない状態で「どの園にするか」を決めるのは、私には無理でした。それで、4月入園はきっぱり見送りました。
同じように「申し込み時期に間に合わなかった」「出産前に決められなかった」という人は、たぶん少なくないと思います。そこで諦めずに、次の選択肢を探したのがこの記事の話です。
うちの自治体の仕組み:毎月の空き公開→月末までに申し込み
調べてみると、うちの自治体には「毎月の利用調整」の仕組みがありました。毎月、市のホームページに各園・各クラスの空き状況が公開されて、月末までに申し込めば、その回の選考に入れる。いわゆる途中入園(月途中ではなく月初入園)の枠です。
これを知ってから、私の保活は「秋の一発勝負」から「毎月の定点観測」に変わりました。月に1回、空き状況のページを開いて、希望の園に空きがあるかを見る。空きがあれば「今月申し込めば入れるかもしれない」、なければ「今月は見送り」。この繰り返しです。
大事な注意をひとつ。この仕組みは自治体によって全く違います。毎月選考がある自治体もあれば、年度途中の受け入れがほとんどない地域もある。空き公開の頻度も、申し込み締切と入園月の関係も、それぞれです。この記事を読んで「うちもできるかも」と思ったら、まずお住まいの自治体のホームページで「保育園 空き状況」を検索して、保育担当課に締切と入園月の関係を確認してみてください。確認のしかたは自治体への電話確認テンプレをまとめた記事が参考になると思います。
「もう1ヶ月一緒にいられる」——先延ばしのリアル
正直に書くと、私はこの仕組みを「早く入園するため」ではなく、先延ばしのために使っていました。
毎月、空き状況を見る。まだ空きがある。「じゃあ、もう1ヶ月このまま一緒にいられるな」。翌月も空きがある。「もう1ヶ月いける」。——これを何ヶ月か繰り返しました。妊娠中は「早く預けて早く復帰したい」と思っていたのに、生まれて育ててみると「今しかないこの時間を手放したくない」に気持ちが変わっていたんです。
ただ、これはたまたま空きが続いていたから出来たことで、振り返ると少し危うい賭けでもありました。空きは保証されません。翌月に埋まる可能性はいつでもあるし、育休の期限や給付金のスケジュールが決まっている人は、先延ばしできる月数に限りがあります。「先延ばしできる仕組み」と「先延ばししていい状況か」は別の話——これは実際にやった私の、正直な反省込みの感想です。
決断のきっかけは、離乳食が2回食になったこと
そんな私が申し込みを決めたのは、園の空きでも育休の期限でもなく、離乳食でした。
離乳食が2回食に進んで、二人ともよく動くようになってきた頃、「あ、これはここから一気に大変になるな」と肌で感じたんです。双子の世話はそれまでも大変でしたが、この先の「動き回る×2人×離乳食×2回」を一人で回す絵が、どうしても描けなかった。それで6月末、ついに申し込みました。
結果は合格。8月に入園して、9月から復職する予定です。合格通知を見たときの気持ちは、嬉しさと寂しさと「もう少し休みたい」が全部いっぺんに来る、複雑なものでした。このあたりの気持ちの話は迷子日記の続報に書いています。
振り返って思うのは、保活の「申し込みどき」は、空き状況の表だけでは決まらないということ。子どもの発達段階と、自分のキャパシティの交差点で決まる。私の場合、それが「2回食」というサインでした。
途中入園の保活で、確認しておきたいこと
最後に、私と同じ「毎月型」の保活をする場合に、先に確認しておくと安心なことをまとめます。いずれも自治体によって運用が違うので、確認先はお住まいの自治体の保育担当課です。
まず、申し込み締切と入園月の関係。「月末締切→翌月入園」なのか「翌々月入園」なのかで、復職日の逆算が変わります。次に、復職期限とのセット。育休からの復職を理由に入園する場合、入園後いつまでに復職する必要があるかが決まっている自治体が多いです。ここが復職日と噛み合わないと、せっかくの内定が取り消しになることもあります。
そして、働き方を変える予定がある人は、入園前後の転職が保育の認定にどう影響するか。私は人事の仕事柄この論点が気になって調べましたが、勤務先の変更届や就労証明書の再提出など、自治体ごとにルールが違います。詳しくは保育園申込後の転職リスクの記事と転職と退園ルールの記事にまとめています。保活と転職を同時に考えている人は、保活×転職の両立の記事もどうぞ。
🤝 保育園が決まったあとの「働き方」も、同時に考えておくと楽です
入園が決まると、復職か転職かの判断が一気に現実になります。私は面談まで進んで一旦復職を選びましたが、選択肢を先に知っておいたことで、決断の納得感は大きく違いました。
まとめ:4月に間に合わなくても、保活は終わりじゃない
- 4月入園は出産前の申し込みが必要な場合があり、間に合わないことは珍しくない。毎月の利用調整(途中入園)の仕組みがある自治体も
- 毎月の空き公開は「定点観測」に便利。ただし空きは保証されないので、先延ばしは育休期限・給付金との兼ね合いで
- 申し込みどきは空き表だけでなく子どもの発達と自分のキャパの交差点で決まる(我が家は離乳食2回食がサインだった)
- 締切と入園月の関係・復職期限・転職の影響は、すべて自治体確認が先。この記事は一つの実例にすぎません
秋の一発勝負に乗れなかったからこそ、うちの子たちのペースで決められた保活でした。同じ状況の方の参考になればうれしいです。
よくある質問
※ 本記事は2026年7月時点の、筆者個人の体験の記録です。保育園の申し込み・利用調整の仕組みは自治体によって異なります。最新の情報はお住まいの自治体でご確認ください。
最終更新日: 2026年7月11日