1. コロナ後のテレワーク転職の増加

ここ数年で、本当に状況が変わりました。昔は「テレワーク」って、IT企業とか、ごく限られた会社の福利厚生みたいなものだったんですよね。でも今は、大手企業でも中小企業でも「テレワーク可能」という求人がいっぱいあります。

採用側としても「テレワーク可能」と書くことで、採用候補の幅が広がるから、いいのか。ただし、その結果として「テレワーク目的」で来た人の中には、ミスマッチが生じてる人が、すごく多いんです。

何がミスマッチなのかというと、「テレワーク可能」という条件だけで判断して、実際の仕事の内容とか、企業文化とか、そういう重要な部分を見落とす人が多いんです。

2. 採用担当として見てきた「テレワーク転職失敗パターン」

パターン1:求人票の「テレワーク可」を鵜呑みにする

これね、本当に多いんです。求人票に「テレワーク可能」と書いてあるから、「よし、これでテレワークができるな」って思って応募する。で、面接でも「テレワークはどのくらいの頻度ですか?」って聞かない。入社後に「あ、実は週3日は出社が必須です」とか「プロジェクト開始時は毎日出社です」とか、そういうことが判明するんです。

採用担当としても「テレワーク可能」という言い方で、必ずしも「完全テレワーク」を意味してるわけじゃないんです。「できます」っていう可能性を示してるだけなんです。で、その具体的な内容は、職種とか、プロジェクトとか、によって全く異なるんですね。

ワーママからすると、テレワークって「保育園のお迎えに間に合う」とか「急な発熱の時に対応できる」とか、そういう具体的な利点があるです。だから、「テレワーク可」ではなく「週何日テレワークか」「いつまでテレワークができるのか」みたいな、ほんとに具体的な情報が必要んです。

パターン2:テレワーク以外の条件をおろそかにする

これもね、本当に多い。テレワークができるなら、給与が低くても良い、人間関係が複雑でも良い、業務内容が合わなくても良い、みたいな感じで、テレワーク以外の条件を見落とす人がいるんです。

で、実際に入社すると「あ、給与が思ってたより少ない」とか「社内の雰囲気が悪い」とか「業務内容が全く違う」とか、そういうことに気づくです。そうすると「テレワークができてもなあ」という気分になって、結果的に「この会社、合わないな」って思ってしまうんです。

採用担当時代に、面接で「条件としては、テレワークができることが最優先です」って言ってる人を見ると、ちょっと心配になるんですよね。だって、テレワークができても、給与が低いとか、仕事がつまらないとか、そういう理由で辞める人って、いっぱいいるんです。

パターン3:企業文化や人間関係の確認が不足する

これね、テレワークだと特に問題になるんです。なぜかというと、テレワークだと、企業の「雰囲気」がわかりにくいんです。対面で仕事をしてれば「あ、この企業はこういう雰囲気だな」って、自然に感じ取ることができるんですけど、テレワークだと、ビデオ通話だけなんですよね。だから、実際に入社してみて「あ、この企業、想像してたのと全然違う」ということが起きるんです。

採用担当時代に、テレワーク中心で働いていた候補者が、入社してみて「あ、実は社内の派閥がすごい」とか「管理職とのコミュニケーションが全くない」とか「孤立してる」とか、そういう悩みを抱えてるのを見ました。

テレワークだからこそ、企業文化とか、チームの雰囲気とか、そういう「目に見えない部分」を、入社前にちゃんと確認しておくことが大事なんです。

3. 採用担当として「テレワーク中心のポジションに入った後で出社を求められ揉めた事例」

ここね、本当に見た事例が、いくつかあります。

一つは、「テレワーク可能」という条件で入社した人が、数ヶ月後に「実は新しいプロジェクトが始まったので、週4日出社してください」って言われるパターンですね。その人は「テレワークできるから入社したのに」って怒るです。ただし、採用企業としても「プロジェクトの内容が決まってなかったから、テレワーク可能って書いたんです」という立場なので、両者の主張が平行線になっちゃうんですよね。

もう一つは、「テレワーク中心」という条件で入社した人が、実際には「テレワークは可能だけど、月1回のオフサイトミーティングがあるので、その時は出社が必須」って言われるパターンですね。その人がワーママで、保育園のお迎えがあるから「月1回でも出社は難しい」という場合、大問題になるです。

こういうミスマッチが生じると、早期退職につながるんですよね。採用側としても「何で早く言わなかったの?」って思うし、本人としても「騙された」みたいな気分になるんです。

👤 採用担当3年の本音:「テレワーク可」と書いた求人で揉める原因の多くは、入社時点で『出社頻度・出社シーンの数字』が共有されていなかったケースです。「週何日/月何回/プロジェクト開始時」を求人票で具体明記している企業は信頼してOK。曖昧な記述しかない求人は「採用後にトラブル化する確率が高い」と見ています。

— みぃ(採用担当として複数の揉め事を見てきた立場から)

📊 テレワーク求人「実態判定マトリクス」(採用担当目線)

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求人票の記載判定採用担当の本音
「週3日テレワーク(火水金)」と曜日明記◎ 信頼OK制度として整備済。実態とズレが少ない
「週N日テレワーク/月◯回出社」と数字明記○ ほぼ信頼OK運用が言語化されている。確認するだけでOK
「フルリモート/在宅勤務可(職種による)」△ 要確認職種・プロジェクト次第で実態異なる。面接で必ず詰める
「テレワーク制度あり」のみ・条件記載なし△ 要警戒制度はあるが実運用が不透明。エージェント経由で内部情報必須
「テレワーク可・状況による」× 危険運用が定まっていない可能性。採用後に「実は出社」のリスク高
「出社」「ハイブリッド」表記+テレワーク言及なし× テレワーク前提なら見送り原則出社の企業。テレワーク希望なら他社推奨

📌 国土交通省「令和6年度テレワーク人口実態調査」では、テレワーク実施率は依然として高水準だが、企業ごとの運用差が大きい。求人票の「数字」と「言語化」の度合いが、入社後ミスマッチを最も予測しやすい指標。

4. テレワーク求人の実態確認方法

では、どうすればこういうミスマッチを防ぐことができるのか。いくつか方法を書いてみます。

方法1:面接での具体的な確認

面接の時に「テレワーク」について、もっと具体的に聞くことですね。例えば:

「テレワークは週何日ですか?」
「どんな時に出社が必要になりますか?」
「プロジェクトによって、テレワークの頻度が変わりますか?」
「育児との両立のために、毎日フレックスで17時に上がることは可能ですか?」
「緊急時に出社を求められることはありますか?」

こういう質問を、具体的にすることが大事なんです。採用担当が「いや、それは状況によって違うんで」って答えてくるようだったら、その企業はテレワークの体制がまだ整ってないのかもしれません。

方法2:口コミサイトでの確認

Openwork とか、Glassdoor とか、企業の口コミサイトで「テレワーク」について検索してみることですね。実際に働いてる人(または働いてた人)が「テレワークはどうか」について書いてることがあります。ただし、口コミは「良い評価も悪い評価も混在する」ので、参考程度にとどめておくことが大事なんですけど。

方法3:現社員への質問

可能であれば、面接の時に「現在、どのような形でテレワークを活用されてますか?」とか「ワーママの社員さんもいると思うんですけど、どのような形で働かれてますか?」とか、聞いてみることですね。採用担当よりも、実際に働いてる人の方が、リアルな情報を持ってますから。

ただし、これも「その人の個人的な感覚」が入ってくるので、複数の人に聞くとか、いろいろな視点から確認することが大事です。

5. テレワーク前提で転職した場合の育児との両立の現実

ここも、ほんとに大事なポイントだと思うんですよね。テレワークだと、「家で仕事ができるから、子どもの世話もできるんじゃないか」って思う人、結構いるんです。でも、実際のところ、全然そんなことないんです。

赤ちゃんが寝ている時間だけ仕事をするって、想像してみてください。朝7時に起きて、朝食をあげて、保育園の準備をして、8時に保育園に連れていく。保育園から戻ってくるのは、夕方4時か5時。そっからお風呂に入れたり、ご飯をあげたり、寝かしつけたり。夜8時か9時に寝かしつけが終わる。その後、だんなさんとの時間とか、自分の時間とか、そういうのがあると、仕事をする時間はほぼないんです。

だから「テレワークだから、育児と仕事の両立が簡単」って思ってたら、実際には「テレワークだけど、育児と仕事の両立は大変」という現実を突きつけられるんです。

むしろ、テレワークだからこそ、「仕事の時間」と「育児の時間」の境界が曖昧になって、ストレスが増す人もいるんですよね。家にいるから「ちょっと仕事しておくか」みたいなノリで、いつの間にか残業が増えてるとか。

だから、テレワーク求人に応募する際には「テレワークだから、育児と両立できる」という単純な考えじゃなくて、「テレワークでも、実際の業務量や進め方次第では、育児と両立は難しい」という現実を認識しておくことが大事だと思うんです。

👶 育休中の双子ママとして:双子を育てて分かったのは、「家にいる=仕事できる」ではないということ。授乳・夜泣き・離乳食・体調管理で1日の連続作業時間は驚くほど少ない。テレワーク+保育園併用が現実解で、「保育園に預けてテレワーク」が一番効率いい組み合わせ。テレワーク単独で育児しながら仕事するのは、ほぼ不可能だと思っておいた方が安全です。

— みぃ(育休中・双子ママ)

6. ワーママとしてテレワーク求人で絶対確認すべきポイント

では、ワーママとして、テレワーク求人で確認しておくべきことを、まとめてみます。

1. テレワークの具体的な内容
週何日か、どの職種なら可能か、プロジェクトによって変わるか。

2. 出社が必要になるシーン
月1回のミーティングか、プロジェクト開始時か、それとも随時か。

3. 業務量と残業の実態
テレワークだと、どうしても業務量が増えやすいんです。実際のところ、どのくらいの業務量があるのか。

4. チームのコミュニケーション方法
テレワーク中心だと、チーム内のコミュニケーションがどうなってるのか。Slack とか、メールとか、定期的な会議とか。

5. ワーママの働き方の実績
その企業に、ワーママの社員さんがいるか。いるなら、どのような形で働いてるか。

6. 時短勤務の実現可能性
テレワーク可能でも、時短勤務はできるのか。時短だと、どんな業務に制限が出るのか。

7. 緊急時の対応
子どもが発熱したとか、保育園から呼び出しがあったとか、そういう時にどう対応するのか。

これらのことを、面接の時に具体的に聞いておくことが、あとあとのミスマッチを防ぐんです。

7. 面接で聞きにくいことをどう聞くか

ただ、こういう質問って「聞きにくい」んですよね。特に「育児の話」をすると「あ、この人、仕事よりプライベート優先するんだな」って思われるかもしれないし。

でも、採用側としては「ワーママを採用する」という決断をしてるわけですから、その辺りを含めて考えてるんです。だから、遠回しにならずに、具体的に聞く方がいいんです。

例えば「私は現在育休中で、5月に復帰予定です。その際、時短勤務でのテレワーク勤務を希望しているのですが、そういった働き方は可能でしょうか?」という聞き方の方が、採用側としても「わかった、では〇〇という条件で検討させていただきます」という風に、具体的に対応してくれるんです。

💡 みぃの本音:2026年は売り手市場(マイナビ転職動向調査2026年版で転職率7.6%・調査開始以降最高水準)で、テレワーク・時短両対応の求人も拡大中(2025年4月の育介法改正で柔軟措置義務化が後押し)。エージェント面談で「テレワーク実態を共有してくれる企業」だけ絞り込むと、ミスマッチがほぼゼロになります。「転職活動 ≠ 転職」で、面談だけ受けて辞退してもOK。

— みぃ(育休中・現役人事)

8. 最後に

テレワーク転職は、ワーママにとって、本当に魅力的な選択肢だと思うんです。育児と仕事の両立ができるから。ただし、その「テレワーク」という条件だけで判断してしまうと、あとあと大きなミスマッチが生じることがあるんです。

採用担当として見てきた失敗事例から学ぶと、大事なのは「テレワーク可能か」ではなく「テレワークで、この仕事がちゃんとできるか」「テレワークの条件下で、育児と両立できるか」「この企業の文化や雰囲気は、自分に合ってるか」という、より広い視点で、企業を選ぶことなんです。

テレワークは手段であって、目的じゃないんですよね。目的は「育児と仕事の両立」だから、その観点から、テレワーク以外の条件も含めて、企業選びをすることをお勧めします。

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