1. 言うべき派・言わなくていい派、両方の意見

まず、ネットで見かける意見を整理しましょう。

「言うべき」派の意見

「採用後に発覚すると、企業にも迷惑をかけるし、自分も困る」「誠実に伝えるべき」「隠すと、職場でも気まずい」「働き方の調整が必要だから、事前に伝えるべき」みたいな意見ですね。これ、一理あるんです。

「言わなくていい」派の意見

「育児は採用判断に関係ない」「採用担当は、育児を理由に不採用にするかもしれない」「法的には言う義務がない」みたいなね。これも、確かに一理ある。

で、どっちが正解か……採用担当目線で言うと、どちらでもあり、どちらでもないんですよ(笑)。

📊 状況別「話す/話さない」判定マトリクス(採用担当3年の本音)

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状況推奨アクション採用担当の本音
育休中で勤務条件(時短・残業)に影響あり序盤に共有「事前に分かれば配属時に配慮できる。隠されたら逆に困る」
復帰直後・通常勤務OKだが急病対応必要聞かれたら共有「業務継続力(夫分担/病児保育登録)を一緒に伝えてほしい」
子なし・通常勤務だが将来的に育児予定面接で話す必要なし「未来の予定を採用判断に持ち込むのは均等法的にもNG」
育児中だが業務に全く影響しない(夜勤可など)聞かれた範囲で簡潔に「業務影響ゼロなら、長く語ると逆に印象が薄まる」
面接で「子どもの預け先は?」と聞かれた具体策を提示して回答「『これから探します』は不安。複数の手段を準備していると安心」

📌 結論は「話す or 隠す」の二択ではなく、業務に影響する範囲だけを、序盤に、具体策とセットで共有するのがベスト。

2. 採用担当が見てきた「育児事情を正直に話してくれた候補者」

では、実際のところ。採用担当をやってて、育児事情を正直に話してくれた候補者に対して、どう感じてたか。

ケース1:育休中であることを明かして、採用された人

採用側としては「あ、この人は正直に伝えてくれた。信頼できるな」って感じるんです。で、採用側も「では、時短勤務の制度を活用できるように……」って、配慮する気持ちになる。結果として、本人も企業側も「納得した採用」になるんです。

私が面接を担当した中で、今でも覚えてる人がいます。第一子育休中に転職活動をしていた30代の女性で、面接の冒頭に「現在育児休業中でして、〇月に復帰予定です」とサラッと言った上で、「その間に業務のキャッチアップのため〇〇の資格を取得しました」と続けたんです。育休中にスキルアップしていた、という事実が「育休中であること」のネガティブさを完全に上書きした。正直、採用担当として「これは採用したい」と思った瞬間でした。あの伝え方はお手本だと今でも思っています。

実際、こういう人は、入社後も「ここまでなら対応できます」「この時期は難しいかもしれません」って、事前に伝えてくれるから、職場としても計画が立てやすいんです。

ケース2:育休中であることを伝えずに、採用された人

採用側が「あ、この人、実は育休中だったんだ」って後から知ると……うーん、複雑な気持ちになるんです。「え、入社時点で知らなかった」「それなら、こういう配慮ができたのに」ってなるし、最悪の場合「隠してたのか」って不信感につながることもあるんです。

その人のスキルが高ければ「まあ、仕方ないか」って受け入れてくれることもありますが、採用側の心情としては「複雑だ」ってのが正直なところです。

👤 採用担当3年の本音:面接で育児事情を聞きたいわけじゃなくて、入社後の働き方を一緒に組み立てたいだけなんです。「言わない方が有利」じゃなくて、「言ってくれた方が、一緒に設計できる」。隠して入社して半年でモヤモヤするより、序盤に共有して企業側の本気度を見極めた方が、長く働けるんです。

— みぃ(採用担当として何百人も面接した立場から)

3. 育休中であることを隠して転職活動することのリスク

それでは、隠すことのリスク、ちゃんと整理しましょう。

リスク1:入社後、育児との両立が難しくて、早期離職する

采用側は「フルタイムで働ける人」だと思って採用したのに「実は時短勤務で対応したい」「子どもが急に熱を出したから、突然休みます」みたいになると「え、こんなのリスクだったのか」って感じになるんです。

本人も「あ、思ってた以上に大変だ」ってなって、早期離職につながることがある。採用側も本人も、損するんです。

リスク2:入社直後に「実は育休中です」って報告する

入社時点で「育休中です」ではなく、入社後に「実は育休中でした」ってことが発覚すると、採用側としては「なぜ、事前に言わなかったんだ」ってなるんです。信頼関係が損なわれます。

最悪の場合「採用時の情報が不正確だった」「詐欺的な行為では」みたいな評価になることも……あります。

リスク3:チームの人間関係が気まずくなる

「あの人、育休中なんだ」って知ると、チームメンバーも「あ、この人は時短なのか」「子どもが病気の時は休むのか」って、対応を変えることになるんです。それまで「フルタイムで頑張れ」って感じだったのが「あ、この人は時短か」って、関係が変わっちゃう。

本人も「あ、隠してたって思われてるかな」って感じたら、職場での気持ちも楽じゃなくなる。

4. 入社後に発覚した場合、職場への影響

採用担当目線でのリアルな話をします。

もし、採用後に「実は育休中でした」って発覚した場合、企業側はどう対応するか。多くの場合「制度の範囲内で対応する」んです。時短勤務制度があれば、それを活用できるようにする。給与は調整する。

でも、採用側の心情としては「複雑だ」ってのが残るんです。「なぜ、事前に言わなかったんだ」「信頼できるのか」「この人の判断基準は、何なのか」みたいに。

その複雑な感情は、その後の評価や、キャリアの進み方に、微妙に影響することがあるんです。いや、ちょっと悔しいけど、正直なところです。

5. 話す場合の「上手な伝え方」

それでは、育児のことを話す場合、どう伝えるか。工夫があります。

伝え方1:最初から「育児中です」と明かす

面接の最初の方で、サラッと「現在、育児休業中でして……」って言っちゃうんです。そうすると、採用側も「あ、そうなんだ」って理解した上で、面接を進めてくれるんです。

わざわざ「ここで言おう」と考えると、かえって言いにくくなるんですけど、流れの中でサラッと言うと、案外、受け入れてもらえるもんです。

伝え方2:「制限」ではなく「工夫」として伝える

「子どもがいるので、残業はできません」ってネガティブに言うんじゃなくて「子どもがいるので、限られた時間で最大の成果を出すために、こういった工夫をしてきました」みたいに、ポジティブに伝えるんです。

採用側としても「あ、この人は、環境に合わせて対応できる人なんだな」って思うんです。

伝え方3:「戻ります」という強い意志を見せる

「育児休業から復帰して、仕事を頑張りたいです」って、強い意志を見せるんです。採用側としても「あ、この人は本気で戻ってくるんだな」ってわかると、採用する気になるんです。

伝え方4:具体的な働き方を提案する

「時短勤務で対応したいんですが」ってぼんやり言うんじゃなくて「〜時から〜時で時短勤務し、この業務は〜のような形で対応したいと考えています」みたいに、具体的に提案するんです。

採用側としても「あ、この人は、ちゃんと考えてるんだな」って思うし、採用判断もしやすくなるんです。

💡 みぃの本音:今は売り手市場で、ワーママ向け求人も拡大中(2025年4月の育児・介護休業法改正で柔軟措置が義務化された影響もある)。エージェントに登録しても、面接を受けても、最後に辞退するのは全然アリ。「転職活動 ≠ 転職」です。市場価値を知るだけでも、復帰後のキャリア交渉に効きます。

— みぃ(育休中・現役人事)

6. 話さなかった結果として起きうるミスマッチ

では、話さなかった場合の「その後」を考えてみましょう。

採用側は「フルタイムで、いつでも対応できる人」だと思って採用したんです。だから、プロジェクトの立ち上げ時に「これ、頼んでもいいかな」って思う。残業が多い時期に「この時期、頑張ってくれ」って思う。

でも、本人は育児中だから「あ、これは難しい」「この時期は対応できない」ってなるんです。

採用側としては「あれ、この人、できると思ったんだけど」ってなるし、本人としても「あ、期待と違った」「仕事が難しい」ってなる。

その結果が「早期離職」や「職場でのストレス」につながることが、多いんです。

7. みぃの個人的な結論

ずっと採用担当として「言わない方がいい場合もあるな」って感じてた私ですが、今、双子育児中の身になって、思いが変わったんです。

子育て中であることを隠したくない。むしろ「子育てしながら、ここで働きたい」って堂々と言いたい。そして、それを受け入れてくれる企業に、行きたい。

採用側も「ああ、この人は子育て中なんだ」って知った上で採用すれば、その後のミスマッチは減るんです。そして、企業側も「子育て中の人でも、こう工夫すれば対応できるんだ」って学べるし。

だから、面接で「育児のことを、選ぶチャンス」だと思うんです。

採用側として見てきた経験と、当事者としての思いを、合わせたときの結論は「話すべき。ただし、上手に」ってことです。

👶 育休中の双子ママとして:双子を産んでから「育児中であること」がアイデンティティになりました。隠すと、自分の本気の働き方プランが伝わらない。「子育て中だからこそ、ここで働きたい」と堂々と言える企業に行きたい。面接は採用してもらう場じゃなく、お互いを見極める場って考えると、自然に話せるようになります。

— みぃ(育休中・双子ママ)

📋 8. 採用担当が面接で密かにチェックしている4つのポイント

育児事情を話したあと、採用担当はその人の何を見ているのか。これは候補者にはあまり見えない部分なので、書いておきます。

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チェック項目好印象になる回答マイナスになる回答
子どもの預け先「保育園が決まっています/申請中で〇月入園見込み」「これから探します」(具体性なし)
急病時の対応「夫と分担/病児保育登録済/実家サポートあり」と複数手段を提示「その時考えます」
残業可否「定時退勤希望ですが、月◯回までは◯時まで対応可能です」と数字で出す「全くできません」or「いくらでもできます」
復帰への意欲「育休中の◯ヶ月で◯◯のスキル準備をしてきました」と具体行動「やる気はあります」のみ

違いは「準備してるか」と「数字で答えられるか」の2点だけ。ここを押さえると、育児事情を話した上で採用される確率がぐっと上がります。

🚫 9. 育児事情を伝える時のNG例3つ

言い方ひとつで印象が真逆になる。実際に面接で「あ、これはアウトだな」と感じた例を3つ。

NG①:「子どもがいるから、残業は無理です」と言い切る
否定形で終わると、それ以上話が広がらない。「定時帰りが基本ですが、月◯回までなら夫と調整して残れます」のように条件付き肯定で返すと印象が違います。

NG②:聞かれてもないのに長々と育児の話を始める
「双子で大変で〜実家も遠くて〜保育園も激戦で〜」と続くと、採用側は「業務に集中できる人なのか」と不安になります。聞かれた時に簡潔に、聞かれてない時は前のめりにしない。実際に面接中にこれが続いた候補者の方がいて、本人はちゃんとした方だったんですが、採用チームの会議で「育児大変そう、業務大丈夫かな」という声が出てしまったことがあります。内容じゃなくて、分量と文脈が問題だったんです。

NG③:「迷惑をかけるかもしれませんが」を多用する
配慮のつもりでも、面接官は「自分でもそう思ってるんだな」と受け取ってしまう。「協力をいただきながら、こう貢献します」と双方向の言い方に変えるだけで、ぐっとプロらしくなります。

育児事情そのものはマイナスになりません。「言い方」がマイナスになるんです。

隠して入社して、後で「あ、こんなはずじゃなかった」ってなるより、最初から「子育ち中です」って言って「わかりました」と言ってくれる企業の方が、自信を持っていいに決まってるんです。

赤ちゃんたちと向き合う時間の大切さを知った今だからこそ「仕事と育児の両立」について、正直に話し合える職場を選びたい。そして、採用側も、そういう当事者の声を聞くべき時代が来てるんだと思います。

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✅ まとめ:育児を「話す/話さない」の最終整理

この記事では「転職面接で育児のことを話すべきか」について、採用担当3年×育休中の双子ママの両視点から解説しました。

  • 結論:勤務条件に影響する範囲だけ、序盤に、具体策とセットで共有するのがベスト
  • 言うべき派・言わなくていい派、両方の意見と判定マトリクス
  • 採用担当が見てきた「正直に話してくれた候補者」と「隠した候補者」の違い
  • 育休中であることを隠して入社→発覚したときの信頼関係への影響
  • 話す場合の上手な伝え方4ステップ(序盤共有/工夫として語る/復帰意志/数字で提案)
  • NG伝え方3パターン(言い切り否定/長々と語る/謝罪過多)
  • 採用担当が密かにチェックする4項目(預け先/急病対応/残業可否/復帰意欲)

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❓ よくある質問

Q1. 面接で育休中・育児中であることは話すべきですか?
A. 採用担当目線では「話す方が結果的に有利」です。事前に共有してくれた候補者の方が信頼でき、入社後のミスマッチも減ります。法律上は申告義務はありませんが、勤務条件(時短・残業可否・急病対応)に関わる場合は最初から共有した方が、企業側の配慮を引き出せます。隠して入社後に発覚すると信頼関係が損なわれ、評価にも影響します。
Q2. 育児のことを伝えるとき、どんな伝え方がベストですか?
A. ①面接序盤でサラッと共有する/②「制限」ではなく「工夫」として伝える/③「戻ります」という強い意志を見せる/④具体的な働き方(〇時〜〇時/月〇回まで残業可など)を数字で提案する、の4ステップが効果的です。「子どもがいるので残業できません」と否定形で言い切るのではなく「定時帰りが基本ですが、月◯回までなら夫と調整して残れます」と条件付き肯定で返すと印象が変わります。
Q3. 面接で「子どもの預け先」「急病時の対応」を聞かれてもいいんですか?
A. 本人の能力・適性とは無関係な質問は厚生労働省「公正な採用選考の基本」の趣旨では避けるべきとされています。ただし「勤務条件の確認」として聞かれることはあり、その場合は「夫と分担/病児保育登録済/実家サポートあり」と複数手段を具体的に提示すると、業務継続力のアピールにつながります。明らかに育児を理由とした評価減を匂わせる質問が出た場合は、回答自体は冷静に行い、後で企業文化を判断材料にするのが現実的です。
Q4. 育休中であることを隠して内定→入社したらどうなりますか?
A. 入社後に発覚すると、採用側は「なぜ事前に言わなかったのか」と不信感を抱き、信頼関係に傷がつきます。最悪の場合「採用時の情報が不正確だった」として評価減や試用期間判定にも影響しかねません。また、本人もフルタイム前提で配属されてしまうと、両立が難しく早期離職につながる確率が上がります。隠すメリットより、最初から共有する方がミスマッチを防げます。
Q5. 面接で育児を話すとき、ワーママに強いエージェントを使うメリットは?
A. ワーママ転職に慣れたエージェントは、企業ごとに「どこまで育児事情を共有すべきか」「面接でどう伝えると好印象か」を具体的にアドバイスしてくれます。リアルミーキャリア(時短勤務OK求人特化)などワーママ・時短求人に強いエージェントは、育休中転職者の支援実績が豊富で、書類添削・面接対策まで具体的にサポートしてくれます。1社でなく2〜3社の併用で比較するのが現実的です。

📚 参考・出典

※情報は2026年5月時点。最新は各公式サイトで確認してください。

最終更新日: 2026年5月6日