1. 育休中の転職活動は違法ですか?→ 違法ではありません
まず、一番大事な答えから。育休中に転職活動をすることは、法律では違反ではないんです。ほんとに。
育休というのは、労働基準法で認められた「育児のための休業」で、この期間中に職業訓練を受けたり、転職活動をしたりすること自体に、法的な禁止はありません。「育休中だからお前は何もするな」という法律はないんです。
ただし――ここが重要です。就業規則の話は別。会社によっては「育休中の就職活動禁止」みたいなルールを独自に決めてるところもあります。でも、これって実際には強制力がほぼないんですよね。なぜなら、育休自体が「休業」だから。働いてないから、就業規則で縛りようがないというか。
というか、正直なところ、私が人事にいた時代でも、「育休中の転職活動をしてる人をどうするか」みたいなルール、きちんと定めてる会社って少なかったんです。想定してないんですよ、多くの企業は。
育休給付金との関係……ここがちょっと複雑
でも、法律違反じゃなくても、気をつけなきゃいけないのが育休給付金です。
育休給付金(厚生労働省の制度)をもらうための条件って、実は「在職中」であることが前提です。つまり、会社を辞めたら、もらえなくなる可能性があるんです。
「でも転職活動してるだけで、会社に籍を置いてるなら在職中じゃん」って思うかもしれません。その通りです。転職活動してる段階なら、給付金は問題ないんです。ただし、内定をもらって「退職します」って言った時点で、そこから先の給付金はストップしてしまう可能性があります。
厚生労働省のガイドラインを読むと、育休給付金は「育児のための休業中」にもらうお金なので、退職して育児のための休業じゃなくなったら、対象外になってしまうんですね。だから、育休中に転職活動をして、内定をもらう→退職する→新しい会社に入社する、という流れだと、内定から入社までの期間に育休給付金がもらえなくなることがあるんです。
これ、すごく重要な判断ポイントんです。育休給付金ってけっこう額が大きいからしてます(苦笑)。
育休給付金と転職 - 不正受給になるケースと、そうじゃないケース
ここからが大事なんです。育休給付金をめぐる「不正受給」の問題。実は、転職のタイミングによって、不正受給かどうかって判断が分かれるんです。
不正受給にあたるケース:「育休を取る前から転職・退職を決めていた」場合
これが一番危ないんです。最初から「育休を取るけど、実は育休中に転職するつもり」「育休給付金をもらうけど、復職するつもりはない」という意思で、育休に入ったとしたら。それは「不正受給」になるんです。
逆に「復職するつもりで育休を取ったけど、途中で転職を決めた」という場合は、返還不要んですよね。判断基準は「育休開始時点での意思」んです。最初の気持ちが大事ってことですね。
不正受給のペナルティ:絶対に知っておくべき
万が一、不正受給と判定されたら……受給額の3倍を返還命令されるんです。3倍です。もらった育休給付金の3倍。これは本当に、絶対に避けなきゃいけないんです。月額30万円もらってたら、返さなきゃいけないのは90万円。これ、洒落になんないですよね。
育休中に内定を取った場合の扱い
ちょっと複雑なのが「育休中に内定を取ったけど、入社日までに時間がある」という場合。この場合、内定をもらった時点から先の給付金はストップするんですが、それまでに受け取った分は返還不要んです。つまり「復職するつもりで育休を取ってたけど、途中で転職した」というストーリーが成立するわけです。
保育園内定が取り消されるリスク
ちなみに、育休給付金をめぐる問題だけじゃなくて、転職に伴って「保育園の内定が取り消されるして職場が変わると、保育園側が「あ、この人、本当にうちの園に入園させるのか不安」って思っちゃって、内定を取り消すこともあるんです。これも地味に大きな問題です。
📊 育休中の転職活動:合法/違法の判定マトリクス
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| 行動 | 合法性 | 給付金影響 |
|---|---|---|
| 育休中に転職エージェント登録・面談 | ✅ 合法 | 在職中なので給付金継続 |
| 育休中に応募・選考・面接 | ✅ 合法 | 在職中なので給付金継続 |
| 育休中に内定承諾・退職届提出 | ✅ 合法 | 退職後の給付金は対象外 |
| 「育休開始時点」で復職するつもり、途中で転職決定 | ✅ 合法 | 受給済み分の返還不要 |
| 「育休開始時点」で転職決めて給付金受給 | ❌ 不正受給 | 最大3倍返還命令 |
| 育休中に他社で就労(副業) | ⚠️ 要確認 | 給付金停止・就業規則違反の可能性 |
出典:厚生労働省「Q&A〜育児休業等給付」(不正受給は最大3倍返還)/厚生労働省「育児休業等給付」(受給資格・在職要件)。
「採用担当として何度も育休中の応募者を面接してきましたが、『違法では?』と気にしすぎる必要はありません。むしろ『育休中に冷静に市場を見て判断した』という文脈で説明できる候補者は、採用側からも『真剣に向き合っている』と高評価。給付金の話を聞かれたら正直に『内定したら退職するので、そこからは対象外になります』と答えるだけで信頼が増します。隠そうとする方が、入社後トラブルの種になります。」
— 採用担当として
2. 副業禁止ルールとは全然別の話です
ちなみに、転職活動と副業の禁止は全然違う概念です。副業禁止というのは「在職中に他の仕事をするな」という意味だけど、転職活動は「仕事をしてない」から、副業禁止ルールの対象にもならないんです。
でも、世の中には「転職活動も禁止」みたいに思い込んでる人、多いんです。それはちょっと違うんですよね。
3. 会社にバレる経路……意外と多いんです
さて、ここからが実際的な話。法律違反じゃなくても、会社にバレるリスクはあります。そして、バレたときの人間関係とか、気まずさとか、それが一番つらいんですよね。
採用側にいた時代、私が見てきた「育休中の転職活動がバレる経路」って、けっこうピンポイントです。
まず、最大のリスクは「転職エージェント経由での情報漏洩」。採用担当って、転職エージェントに「この候補者、どの会社から来てますか?」って聞くことがあるんです。機密保持契約があるから、エージェント側も会社名は言わないんですが、たまに「あ、もしかしてこの人かな」って推測されることがあります。特に、小さい業界だと業界内で話題になったりするんです。
次に、SNSです。みぃもTwitterやInstagramで育休の話をしてますが、もしここで転職活動の話をっぽくにおわせたら、会社の人に見つかる可能性があります。これ、けっこう危険。育休中だから見張られてるわけじゃないけど、フォローされてたら、つながってたら、バレるんです。
あと、ライン。同僚とのやり取りで「最近、何か活動してるの?」って聞かれて、無意識に話しちゃったら、社内に広がることもあります。育休中だから同僚と連絡が疎遠になってることもあるけど、復職予定の日が近づくと、「あ、そういえば△△さんってまだ育休だっけ」みたいに思い出される。その時点で「実は転職考えてます」って言ったら、あとは社内ネットワークで伝わっていくんです。
そして、これが地味だけど一番困るパターンなのが、「企業の人事ネットワーク」。採用側の人間って、業界内で意外とつながってるんです。「あ、この人、うち(の競合他社)に応募してきてるんだ」という情報が、どこかの飲み会やセミナーで漏れることもあります。
4. 内定が出た後、どのタイミングで退職を伝えるか
内定が出たら、すぐに今の会社に伝えるべきか。これも迷うんですよね。
理想的には「内定をもらったら、素早く退職意思を伝える」なんですが、育休中だと複雑です。育休給付金の問題もあるし、新しい会社の入社日との間にギャップが生まれることもあります。
一般的には、退職の申し出は「入社予定日の2週間前までに」という法律がありますが、就業規則では「1ヶ月前」とか「3ヶ月前」と定めてることもあります。育休中だからって、これが緩くなるわけではないんです。
だから、現実的には:
1. 内定承諾書に判を押す
2. 新しい会社の入社日を決める
3. その入社日から逆算して、退職日を決める
4. 退職日より、就業規則で定められた期間前に退職届を出す
5. その間、育休給付金の受給は「最後の給付日」までに終わるようにする
という流れになるんです。結構、綿密な計画が必要んですよね。採用担当として企業側にいたときは「入社予定日はいつですか?」って簡単に聞いてたけど、自分がやる側になると「あ、これ育休給付金の計算と絡まってくるんだ」って初めて気づきました。
📌 採用担当の本音:育休中こそ「情報収集」に最適なタイミング
育休中は面接や応募のタイミングを自分でコントロールできる数少ない時期。まず登録して非公開求人を眺めるだけでも、今の市場感覚と自分の市場価値がつかめます。合わなければ放置OK。
【完全無料】リクルートエージェントに3分で登録 →5. 採用担当として見てきた「育休中の転職活動者」の実態
採用側の立場で、育休中だと分かってる人を書類選考〜面接で見てきたときに、正直な感想は「あ、この人、いろいろ事情があるんだな」ということです。決して「育休中に転職活動なんて」みたいなネガティブなイメージは、少なくとも私の周りの採用担当は持ってません。
むしろ、多いんです。特に、子持ちの女性は「今の会社は育児と両立しづらいから、もっと融通の利く会社に移りたい」という理由で、育休中に活動してることが多いです。これは採用側も理解してるんです。
ただ、一つだけ気をつけてることがあります。それは「面接で、育休給付金の話が出たときに、どう答えるか」です。もし採用担当が「育休給付金、どうなります?」って聞いてきたら、正直に「内定をもらったら、退職することになるので、そこから先はもらえなくなります」と答えるべきです。隠すと、入社後にトラブルになることがあるんです。
採用担当側も、育休給付金の制度を理解してる人が増えてるので、「あ、この人、ちゃんと理解したうえで転職してるんだな」という好印象を持つことが多いです。逆に「いや、育休給付金はもらい続けるけど、仕事はここでします」みたいな無理な期待をされると、困るんです。
6. 会社にバレたら、どうなるのか
では、実際に会社に育休中の転職活動がバレたら?
法律的には何の問題もないので、会社が「育休を返上しろ」とか「育休給付金を返せ」みたいなことは言えません。ただ、人間関係や職場の雰囲気としては……気まずいですよね。
復職を控えてる場合、「あ、この人、もう辞める予定なんだ」って分かってると、職場の人間も接し方が変わったりするんです。それが良い方向に変わることもあれば、「もう出ていく人だから、新しい案件は任せなくていいか」みたいにマイナスに変わることもあります。
最悪のパターンは「育休中に転職活動してた」という事実が、その会社の人事ネットワークを通じて、業界内で知られることです。小さい業界だと「あ、あの人、前の会社から逃げるために転職したのか」みたいに評価されちゃうことも。
だから、やはり「できるだけバレないようにする」というのが、現実的な対策です。別に違法なことはしてないけど、バレると面倒くさいから、静かに動く。それが大事です。
7. 結局のところ、みぃはどうしようとしてるのか
正直に告白すると、私も今めっちゃ悩んでます。育休給付金をもらいながら、静かに転職活動をする。バレないようにエージェントを使う。内定が出たら、素早く退職を申し出る。そういう流れを考えてるんですけど、ほんとに綱渡りな感じで。
双子がまだ小さいから、急いで転職する必要もないんです。でも、今動かないと、復職してから転職活動するのはもっと大変になるんですよね。それ知ってるから、育休中のうちに情報収集だけはしておきたい、みたいな気持ちで。
ほんとに、ワーママって大変んです。育休中なのに「この先どうしよう」って考えるのに、エネルギー使ってて。赤ちゃん育てるのに十分疲れてるのに(笑)。
でも、だからこそ、自分の人生は自分で決めたいんです。会社に「この人は育休から戻ってくるだろう」って思われるよりも、自分のペースで次のキャリアを決めたい。それが育休中の転職活動をしてる理由ですね。
「育休中の双子ママとして悩んでいるのが、まさにこの判断ポイント。育休給付金は確かに大きいから、『最後の給付日まで終わるように退職日を調整する』という綿密な計画が要ります。でも合法と知って動くと、罪悪感は格段に薄まります。マイナビ調査でも育休経験女性の41.3%が転職・退職を実施または検討しているという数字。私だけが特別なんかじゃない、という安心感があります。」
— 育休中の双子ママとして
「いま採用市場は売り手市場で、ワーママ向け求人も2025年4月の育児・介護休業法改正で明確に拡大中。『育休中の転職活動は違法では?』と心配して動けない方が多いですが、合法であることを知って一歩踏み出せば、選択肢は格段に広がります。エージェントは守秘義務付きで現職に絶対バレないよう動いてくれます。『転職活動』はそのまま転職することではなく、市場価値を客観視する活動。比較した上で『今の会社に残る』と決めるのも立派な選択肢です。」
— 採用担当としての本音
