1. 週5出社に感じてきた限界
今の会社はテレワーク制度自体はあります。でも部署の文化として「出社が当たり前」で、テレワーク申請する空気がない。育休前はそれが普通だと思っていましたが、育休に入って立ち止まると、気になることが次々と見えてきました。
通勤時間は片道45分、往復で1時間半。子どもを保育園に送って、電車に乗って、仕事して、また電車に乗って、保育園にお迎え、ご飯、お風呂、寝かしつけ——週5日これを回し続けるのが本当にできるのか。体力的にも精神的にも。寝かしつけの時点で気力がほぼゼロになる日も多くなっています。
一番の不安は子どもが急に熱を出したとき。「出社前提」の職場では、急な休みや早退がしにくい雰囲気があります。採用担当として「子どもの発熱で休む社員」のフォローを何度も見てきたので、現場の難しさはよく知っているんです。職場全体が「在宅切替が当然」の文化なら、軽症で機嫌の良い日は在宅で乗り切れるのに、それができない。これが転職を真剣に考えるようになった一番の理由です。
2. 「フルリモートが向いていない」理由
転職を考えると、つい「フルリモート可」の求人を探したくなります。確かに魅力的です。でも自分の場合、本当にフルリモートが合っているかを考えると、疑問があるんですよね。
私は人と話すのが好きで、雑談も好き。会議室で同僚と顔を見ながら話す感覚や「ちょっといいですか?」と気軽に声をかけられる距離感が、仕事のやりがいになっています。フルリモートで一人で作業し続けることを想像すると、孤独感を強く感じそうな予感が……。
採用担当として面接していると、「フルリモートで物足りなくなって転職したい」という候補者にも一定数会ってきました。特にコミュニケーション重視の仕事をしてきた人がフルリモート移行後に「やっぱり違った」と言うケース。他人事じゃないんです。パーソル総合研究所「第9回 テレワークに関する定量調査(2024年7月)」では、テレワーカーの28.8%が「孤立していると思う」と回答しており、テレワーク頻度が高いほど孤独感は強くなる傾向が示されています。
フルリモートは通勤がなくて自由度が高い一方、「仕事と生活の境界線が曖昧になる」「孤独を感じやすい」という側面があります。特にワーママの場合、在宅で育児もこなしていると「どこからが仕事時間でどこからが育児時間か」の判断が難しくなりがち。自分がどちらのタイプかを正直に見極めるのが大事です。
3. 私が求めてるのは「ほどよく在宅」という働き方
いろいろ考えた結果、自分が求めているのは「フルリモートも違うし、今のままも嫌」という、本当に難しい立場であることが見えてきました。
キーワードは「人と関わりながらも、緊急時に対応できる柔軟さ」。週5出社でもなく、フルリモートでもない、その中間にある「ほどよく在宅」というスタイルです。具体的には週2〜3日出社・週2〜3日在宅、いざという時に在宅へ切り替えやすい文化がある会社。理想に見えてかなり条件は厳しいですが、これは今の私には絶対に譲れない条件になりました。
📢 採用担当の本音まとめ
📊 実態は「週2.1日」のハイブリッド型が定着
国土交通省「令和6年度テレワーク人口実態調査」(2025年3月公表)で雇用型テレワーカーの実施頻度は平均週2.1日。フルリモートよりハイブリッドが現実的なスタンダードになっています。
💼 「制度はあるが使えない」の本音
採用担当として求人票を作る側にいた経験から言うと、「テレワーク可」表記は具体的な日数や条件を確認しないと判断できません。「制度はあるが文化的に使いにくい」ケースは思っているより多いんです。面接で実態を直接聞くのが鉄則。
🎯 採用担当として「ハイブリッド希望」をどう見るか
ハイブリッド希望を伝える候補者には「具体的に週何日希望か」を聞きます。「ハイブリッドで」だけだと企業側の想定とズレるリスクがある。具体数字で詰める候補者ほど信頼されます。
💡 リモート求人の部署実態を持つ専門エージェント
求人票では判断できないので、リモートワーク特化型のリモフル(Remoful)のように、アドバイザー全員がリモート経験者で部署別の在宅実態を把握している専門エージェントを併用すると効率的。総合型と併走で「ハイブリッド実態の高い求人」だけ拾えます。詳細はワーママ転職エージェントおすすめ5選へ。
📍 私の転職軸(今の結論)
条件は3つに収束しました:①週2〜3日在宅できるハイブリッドワーク/②急な休みに対応できる文化/③人と関わる仕事。エージェントには軸を具体的に伝えると的外れな求人が減ります。
🎤 双子家庭にとってのハイブリッド理想比率
双子の急な発熱を考えると、週1出社4日在宅が理想。週2出社でもギリギリ。週3以上出社になると、月の出社不能日が出る確率が高すぎます。育児期の数年間は「出社少なめ」を譲らない判断が正しい。
💬 ハイブリッド企業の見極め質問3つ
面接で「過去半年のハイブリッド利用率」「在宅時の評価指標」「対面ミーティング必須日」の3つを聞きます。即答できる企業=本物のハイブリッド運用ができている、と判断できます。
🎯 補完して読みたい関連3記事
- ワーママ転職エージェント比較:目的別の選び方
- 転職活動 6ステップ完全ガイド:登録から内定まで
- 採用担当が見る自己PR:書き方の型
📊 ワーママ転職の主要データ(2026年版)
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| 指標 | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
| 転職後平均年収(2025年) | 533.7万円 | マイナビ転職動向調査2026 |
| 年収アップ平均額 | +19.2万円 | マイナビ転職動向調査2026 |
| 30代の年収アップ | +32.4万円 | マイナビ転職動向調査2026 |
| 男性育休取得率(R5) | 30.1% | 厚労省雇用均等基本調査 |
| 転職活動率(過去最高) | 7.6% | マイナビ転職動向調査2026 |
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✅ まとめ:「ほどよく在宅」を実現する3条件
採用担当3年×育休中双子ママの両方の視点から整理した、ワーママの「ほどよく在宅」転職の現実解:
- 週2〜3日ハイブリッドが現実的なスタンダード。国交省R6調査で雇用型テレワーカーの平均は週2.1日、フルリモートよりハイブリッドが定着
- 求人票「テレワーク可」を鵜呑みにせず実態を確認。面接で「部署の方々は週何日在宅?」「子の急病時の在宅切替は?」「子育て中社員の在宅率は?」を必ず質問
- 条件は採用段階で交渉可能。具体的に伝える方が好印象につながる。エージェントに「ハイブリッド実態の高い会社」と軸を明確に伝えれば的外れな紹介が減る
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❓ よくある質問
📚 参考にした出典・公式情報(2026年5月時点)
- マイナビ「転職動向調査2026年版」:転職後年収・年代別変化
- マイナビ「中途採用状況調査2025年版」:採用担当者重視ポイント
- リクルート「転職市場の動き」:求人動向
- 厚労省「育児・介護休業法 令和7年改正」:柔軟措置義務化
- 国交省「令和6年度テレワーク人口実態調査」:テレワーク利用率データ
- 厚労省「短時間勤務等の措置」:3歳未満の義務
最終更新日: 2026年5月7日
